5月も終わりに近づき、日中は汗ばむくらいに暖かい日も増えてきました。進学や就職、転勤等で生活環境が変わることにより、倦怠感ややる気がでない、不眠といった症状を訴える方が多くなる季節です。これらは一般的に5月病といわれていますが、病名でいうと適応障害と診断されます。
近年「幸せホルモン」として注目されている「セロトニン」は脳内の神経伝達物質のひとつで、感情をコントロールし、精神を安定させる働きをしています。
セロトニンが不足すると、ストレスによるうつや睡眠障害などの原因となると言われています。
今回は、日常生活の中でセロトニンを増やす方法についてご紹介したいと思います。
①朝起きて太陽の光を浴びる。
屋内でもよいので10分~30分の日光浴が良いとされています。
②リズム運動をする。
ウォーキングやジョギングなどの運動を5分~30分程度行うことでセロトニンの分泌が高まるとされています。
③バランスの取れた食事
セロトニンを増やすには「トリプトファン」という必須アミノ酸を含む食材(豆腐、納豆、味噌などの大豆製品、卵、チーズ・牛乳、ヨーグルト等の乳製品、ナッツ類、バナナ等)を朝食に取り入れるとよいとされています。バランスの整った食事をよく噛んで食べることが大切です。
④人と触れ合う。
人と触れ合うことでストレスが緩和されセロトニンを増やすことにつながります。例えば、大切な家族や恋人と触れ合う、一緒に食事をする。仕事仲間と飲みに行く、友人と会って話をする、ペットと触れ合うといったことにより、セロトニンの分泌・活性化が促されるといわれています。
日頃からできることを実践して、小さな幸せをたくさん感じられるようになるといいですね。
訪問看護ステーション日向では、精神科に特化したスタッフが心の悩みをもった方にお会いして、お悩みに耳をかたむけ、できることを一緒に考えながら「心に寄り添う」看護を常に心がけています。困っていることやご不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
小さな幸せは普段気にもしていなかった所にあるので、このブログを読まれた皆様それぞれの幸せを感じられる事を願っております。
訪問看護ステーション日向
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