新型コロナウイルスとワクチン

新型コロナウイルスが再び猛威をふるっています。昨日12日は一日の感染者数が最多の1661人となったようです。福岡では、直近1週間をみると感染者数は93、検査数は8159、陽性率は1.1%となっています。10代から80代と年齢は幅広いですが、全員が軽症から無症状とのことです。これは福岡県民にとってはいい報告かもしれません。

そんな中、先日アメリカの大手製薬会社のファイザー社が新型コロナウイルスのワクチン候補を発表しました。すぐにトップニュースとなり、喜んだ方も多かったようですが、発表をよくみてみるとなんとも言えないというのが正直な感想でした。

中間発表ということもありましたが、ワクチンを打つことで、どれくらいの期間感染を防げるか、高齢者にどれだけ有効かなど大事な部分がまだわからない状態でした。またマイナス70℃以下での温度管理が必要ということで、一般に入手できる2~8度の冷蔵庫でも5日間程度でダメになってしまうという部分も今後問題になってきそうだと感じました。

また、ファイザー社の最高経営責任者(CEO)が、今回のニュースで株価が暴騰したため、保有する自社株を6割売却したとのニュースもあります。ワクチンができるかもしれないのに、株を手放すという行為は少し疑問を感じます。今回の研究が今後どうなるかわからないということを示唆しているように思われます。

いずれにしろ、まだ手放しで喜べる状態ではないようです。

インフルエンザが流行する時期に入ってきたので、当訪問看護事業所でも感染予防に努めていきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です