福祉用具の日

今日10月1日は福祉用具の日です。福祉用具法の施行日にちなみ、福祉用具を多くの人に知ってもらい、社会全体が福祉用具を身近に感じられるよう、平成14年から10月1日を「福祉用具の日」としているようです。

理学療法士目線でお体の状態をみた時にトレーニングで解決できそうな問題と、解決が難しそうな問題があります。後者の場合、時には前者の場合でも福祉用具の使用を提案することがあります。なぜなら効率がいいからです。

例えば同じ「歩く」でも、楽に30m歩くことができるのと、息を切らし足を引きずりながら30m歩くことができるのでは、実用性に大きな違いがあります。実用性が低くなると、次第にそれをしなくなります。疲れるからです。日常生活で行う動作は「楽にできる」「当たり前のようにできる」でないと、その動作はトレーニングレベルで終わってしまいます(トレーニング目的で行う場合は別です)。

この時に福祉用具を使用することで、抱えていた問題を一瞬で解決できることがあります。姿勢や動作は何かの目的(食事をする、トイレに行くなど)を成し遂げるためのものです。姿勢や動作が目的にならないようにするためのものの一つとして、福祉用具の使用はおすすめです。 

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