ある日、訪問看護(リハビリ)利用者さんとの会話の中で「トイレ(動作)がしにくい」という訴えがきかれました。「体を起こすために掴まる場所とか、プッシュアップ(腕の力で体を持ち上げる動作)ができるように手をつく位置があったらいい」とのこと。
本来なら住宅改修という流れになりますが、ここで問題が。
「賃貸マンションだから壁に穴はあけられない」
賃貸でなければ改修業者さんに依頼するのが一番ですが、それができませんでした。
ベストポジションバーという縦の突っ張り棒のような福祉用具もありますが、今のトイレの環境に合わないし、なかなかお金がかかる・・・。
そこで考えたのが、「自分で作成する」でした。
日ごろからDIYをするスタッフが、どのような持ち手がいいか、どのような使い方をしたいか、高さはどのくらいがいいか等の要望を聞き、必要な材料費を計算。利用者さんに費用を伝え、了承を得て作成しました。
できたのがこちら。
ラブリコというパーツを使い、土台となる木を壁に固定し、その土台の上に手すりを作成しています。またプッシュアップを行うための手を置く位置やティシュや消毒を置く場所の要望もあったため木を追加して作成しています。もし引っ越される時は簡単に取り外しできます。
環境設定や道具などで困っている方がいたら一度ご相談ください。
もしかしたらなにかお力になれるかもしれません。
コメントを残す